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群馬県高崎市・前橋市を中心に中古トラックの販売買取を手掛ける「上陽自動車」です。
パッカー・アームロール・ダンプ・クレーン・ウイング・平ボディー等の特殊トラックを多数取り扱っております。
特装車は建設現場や廃棄物処理など、さまざまな産業で活躍する重要な車両です。
中古市場でも需要が高く、アームロール車、パッカー車、クレーン車など様々なタイプがあります。
この記事では、これら3種類の特装車について、その機能や選び方、メンテナンスなど、購入を検討している方に役立つ情報をご紹介します。
目次
アームロール車は、油圧で動くフックアームを使ってコンテナを積み下ろしする特装車です。
その名前の由来は、車体後部にあるアームがローラー状に回転(ロール)する動きから来ています。
アームが後方に伸び、地面に置かれたコンテナのフックに引っ掛け、そのまま巻き上げて車体に積載します。一般的には、3 t〜12 tクラスのトラックをベースに、コンテナ容積は約1.5〜10 m³、積載重量はおよそ1.5〜6 t程度の機種が多く流通しています。
アームロール車は特に建設現場や廃棄物処理業界で重宝されます。
建設現場では資材や廃材の運搬に、廃棄物処理では産業廃棄物や一般廃棄物の収集・運搬に活用されます。
作業効率の向上:短時間でコンテナの積み下ろしが可能
多用途性:複数の種類のコンテナを使い分けることで様々な用途に対応
省人化:ドライバー1人で作業が完結し、人件費を削減
スペースの有効活用:現場にコンテナを設置し、満杯時に回収する運用で待機時間を削減
パッカー車は廃棄物を圧縮して効率的に収集するための特装車で、圧縮方式によって「前方垂直圧縮式」と「側方水平圧縮式」の2種類に分かれます。
前方垂直圧縮式
車両後部のホッパーに投入された廃棄物を、垂直に動くプレス板で圧縮。家庭ゴミ収集に多く、狭い道路でも作業しやすい。
側方水平圧縮式
ホッパーに投入された廃棄物を水平に動くプレス板で圧縮。圧縮効率が高く、商業施設や工場など大量収集に適する。
選び方のポイントは、収集する廃棄物の種類・量や道路事情を踏まえ、最適な方式を選ぶことです。
パッカー車は日々の収集作業で酷使されるため、以下のメンテナンスが長寿命化の鍵です。
油圧システムの管理
圧縮機構を動かす油圧オイル交換(1年または1,000時間ごと)や油圧シリンダーのシール部点検
ホッパー部分の清掃
汚れや腐食防止のため作業後に清掃
駆動機構の点検
プレス板とテールゲート機構の動作確認
電気系統の点検
安全装置や操作パネルの動作確認
防錆対策
廃棄物由来の液体による錆を防ぐ防錆処理
クレーン車選定の指標は「吊上能力」と「作業半径」です。
吊上能力は最大荷重をトン数で示し、作業半径が大きくなるほど能力は低下します。
多くのカタログには「作業半径別吊上能力表」があり、例えば最大吊上能力4 tの機種でも、半径2 mで4 t吊上可能でも、8 mでは1.5 tまで減少します。用途に応じた半径での能力を必ず確認しましょう。
現在のクレーン車には以下の安全装置が搭載されています。
・過負荷防止装置(フック過巻防止装置)
・モーメントリミッター(転倒防止)
・水平器(車体水平確認)
・警報装置(危険時の警告音)
法規制では、吊上荷重1 t以上5 t未満の機種は「小型移動式クレーン運転技能講習」、5 t以上は「移動式クレーン運転士技能講習」の修了が操作に必要です。
また、労働安全衛生法に基づく年次検査合格も必須です。
中古特装車は以下を確認しましょう。
年式:生産終了後10年以内が部品調達しやすい
走行距離:20万 km以内が目安
車体状態:外観キズ・凹みのほか、下回りの錆・腐食も入念にチェック
整備記録:定期点検や修理履歴があるか
特装部分の動作確認:アームロール、圧縮機構、クレーンの伸縮・旋回を実際に検査
相場把握には、複数の販売店・オークションサイト比較や専門誌・情報サイトの定期チェックが有効です。年式ごとの価格帯や人気モデル、特装装置メーカーによる価格差(20〜30%程度)にも注意しましょう。
・アームロール車は比較的燃費が良い
・パッカー車は圧縮機構稼働で燃料消費が増加
・クレーン車は重量物吊上げ時のエンジン負荷増大
エコドライブやアイドリング削減が燃料費節減に効果的です。
油圧オイル・フィルター交換やホース点検、圧力テストも忘れずに。
部品供給期間:生産終了後10年程度の保証が一般的
サービス拠点:使用地域近くにあるか
汎用部品率:汎用部品多用モデルは調達容易
中古部品流通:人気モデルは流通量が多く修理コスト抑制に有利
中古特装車選びは、アームロール車、パッカー車、クレーン車それぞれの特性を理解し、用途に合った機種を選定することが重要です。年式・走行距離・車体状態の確認と、特装部分の動作検査、整備履歴のチェックを必ず行いましょう。
購入後は燃費管理や油圧システムの定期メンテナンス、部品供給体制の確認を徹底することで、長期的かつ経済的な運用が可能になります。適切な管理と選択で、さまざまな現場の作業効率化に大きく貢献するはずです。
中古トラックの販売・買取をご検討中の方は、上陽自動車までお気軽にご相談ください。